山田の心
冷たい雨の中、気持ちが昂っていた。
たまの平日休み、朝から山田うどんへ行こうと決めていた。
正式には「ファミリー食堂 山田うどん食堂」。現屋号へは2018年に変更され、山田うどんの「山田」は創業者の山田裕朗氏に由来している。創業は1935年と長い歴史があり、埼玉県を中心に一都六県へと出店しているうどんチェーン店だ。
最近ではメディア露出も頻繁にあり、埼玉県以外でも認知されてきているのではないか。
トレードマーク案山子は、童謡「案山子」の歌詞にある、「山田の中の一本足の案山子」から来ているそうだ。
店内には社訓である『山田の心』が掲示されている。
日本人の心から生まれたうどん、そば、ラ-メンを、私たちの手で大切に育てよう。
お客様の身になって、その心にいつも満足を与えることを目標にしよう。
優れた味を、より安く早く一人でも多くの方に、奉仕することを心掛けよう。
これが『山田の心』だ。
かつてあのスピッツは、デビューシングルで『ヒバリのこころ』を発表した。
その所信表明は今もスピッツに根付いているのと同様に、山田の店舗には心が根付いている。と、思う。
山田うどんの出店はロードサイドが多く、車で利用する方が大半かもしれない。
幸いなことに筆者の場合、住まいから徒歩圏内に店舗があり、気軽に通うことができる。
駐車場の広さは申し分ない。


山田の朝定食
さて、今日の目的は山田うどんの朝定食である。


お目当ては「玉子かけごはん」セット。
玉子とライス中、そしてハーフうどん又は そばが付く。
朝定食の中でも一番リーズナブルで、330円と格安だ。
無料クーポンあり
そして、山田うどんユーザーにはおなじみだが、公式アプリをDLしておけば無料クーポンでカレーコロッケを注文できる(時期により変更あり)。
この無料コロッケがとても重要で、これがあることで、必ずしも玉子をライスにかける必要が無くなり、うどんへ投入してもライスが留守になることがない。
大体がこのコロッケクーポン

かき揚げ天ぷらは山田の王道
そして久しぶりの山田うどん、単品のかき揚げ天ぷら(230円)も頼んでしまった。
筆者は幼少期から30年近く山田うどんを愛用してきたが、山田うどんの基本は天ぷらうどん(このかき揚げ天ぷらを乗せたもの)にあると思っている。
ハーフうどんといえど、かき揚げが乗っていないことに物足りなさを感じてしまうのだ。
単品で注文しても、揚げたてが供されるのも良い。
数分待たずして提供。
最高に幸せな朝食である。

単品のかき揚げ

無主張うどん
うどんは関東ならではの濃い目の醤油に甘めのつゆになっている。
麺はやや太麺ながらコシはない。
もちろん讃岐や武蔵野うどんとは対極のコシのなさであるが、九州地方のやわやわ系うどんとも違う。
要は全く主張がなく、地域ごとのカテゴライズすら無意味に思える「無主張うどん」なのだ。
無主張やわ麺

ハーフうどんにかき揚げ天ぷらを乗せるとこんな感じ

無料とはいえコロッケ付いている中でかき揚げはやりすぎだったかな……と思ったが、全然問題なく行けた。
次回はかき揚げ天ぷら→ミニパンチ(もつ煮込み)もアリだなあ……
朝昼晩と飽きさせない
山田うどんのラインナップはうどん・蕎麦・ラーメンと豊富だし、ご飯系やサイドメニューも充実している。なによりメニューを見ているだけで楽しめる。子供の頃にファミレスのメニューが好きでいつまでも見ていたが、あの時の興奮が呼び起こされるのだ。
朝定食は開店から午前10時までの販売。
日中のグランドメニューも種類豊富で楽しいが、朝を邪魔することのない「無主張うどん」で一日を始めるのも悪くない。


コメント